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コラム

【保存版】動画制作の目的とは?効果を最大化する活用シーンもご紹介!

目次

こんにちは、クロステリア代表藤保(ふじやす)です。

突然ですが、「前年比132.8%」――。

こちら何の比較でしょう。

実はこれ2021年に「動画広告」の市場規模が前年比でどれほど伸びたかを示す数字なんです。5128億円もの規模の動画広告が作られており、今後さらに金額は爆発的に伸びていくと予想されています。今や「動画コンテンツ」は、企業にとって業績アップに欠かせない“武器”となっています。

※参考:https://www.dentsu.co.jp/news/release/2022/0309-010503.html

でも、このようなお悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。

・「動画が何となく良いのは分かるけど、具体的にどんな効果があるのか分からない」
・「マーケティング活動のなかで、動画の活用シーンが思いつかない」
・「新しいことに懐疑的な上層部を、どう説得すればよいか分からない」

今回はそんな不安を解消すべく、動画制作の目的・メリット・使い方を動画制作の前線に立つものとして分かりやすく紹介いたします。現場での経験も踏まえた“ここだけ”のテクニックも満載です。

これを読めば、一から動画コンテンツの魅力を理解でき、経営層を説得するための材料もありますので、

ぜひ動画制作を成功させるための“虎の巻”として、お使いいただければうれしいです。

動画制作の目的

そもそもなぜ動画コンテンツを制作するのでしょうか。まずは、動画制作の大きな目的を“5つ”紹介します。

弊社が特に大事だと考えているのは、「その1」「その2」です。最近では「紙のパンフレットを、商談の場で使う営業ツールとして動画化したい」という依頼も増えていますので、自社だったらどんな動画が良さそうかイメージしながらご覧いただけますと幸いです。

その1:認知度アップ(商品・サービスをもっと知ってもらいたい!)

企業が業績を伸ばすために、まずすべきこと。
それは、商品やサービスの認知度を高めることです。

こうした「プロモーション」に、動画はひと役買ってくれます。例えば、商品・サービスの紹介ムービーを動画サイトに掲載すれば、より理解が深まり、これまで興味を持たないような層にも閲覧してもらえるでしょう。動画の内容が魅力的なら、SNSで拡散してもらえる可能性もあります。さらに、動画を見て店頭へ訪問してくれる人が増えることも期待できます。動画コンテンツを作ることは、見込み顧客を獲得するための大切な“動線”づくりとも言えるのです。

その2:理解促進(商品・サービスの魅力をもっと詳しく伝えたい!)

さて、見込み顧客がホームページや店頭に訪れてくれたら、次はどうするか。
商品・サービスについて“もっと詳しく”知ってもらい、購入につなげることです。
実は、ここでも動画が役立ちます。

例えば、ECサイトに「商品の魅力」を分かりやすく解説する動画を掲載すれば、訪問者に納得して商品を購入してもらえます。また、店頭に「商品の使い方」をナビゲートする動画を設置すれば、来店した人に「実際に使ってみたい」と思ってもらうこともできます。見込み顧客に商品理解を促すことで、購入意欲も高めるのです。さらにお客様の感想などの動画にして載せることもできます。

動画の強みは、それは一見難しい内容、伝わりにくい箇所も撮影したりアニメーションやナレーションで補足することでより分かりやすく伝えられることです。だからこそ、BtoC企業はもちろん、サービス内容がやや複雑で分かりにくい“BtoB企業”にこそ、最適な手法だと言えます。

その3:ブランディング(企業のファンを増やしたい!)

業績を伸ばす手法が、商品・サービスのプロモーションだけとは限りません。
企業の想いやメッセージを消費者に伝え、企業への共感や信頼を深めてもらうことも大切です。

これを「ブランディング」と呼びますが、まさに動画は企業のブランディングに最適です。なぜなら、音楽やアニメーションで、企業の持つ“個性”や“雰囲気”を効果的に表現できるからです。例えば、企業の歴史やCSR活動をストーリー調で紹介したり、開発者へのインタビュー動画によって商品のこだわりを発信したり。企業としての信頼感を高めることで、長期的に見て商品・サービスのファンも増やしていけます。

その4:インナーコミュニケーション(社内のモチベーションを上げたい!)

社員のモチベーションを上げる取り組みを、「インナーコミュニケーション」と呼びます。
動画は、こうした社内のモチベーションアップにも役立つコンテンツです。

例えば、優秀な社員のインタビュー動画をホームページで公開したり、業績の好調さを伝える動画を社内イベントで放映したり。また社内報に社長のインタビューを掲載するときも、静止画より動画の方が臨場感を届けられるので、社員たちの高揚感につながるでしょう。組織の活性化を図ることは、当然業績にも直結するものです。

その5:記録・保存(社内のイベント・歴史をカタチに残したい!)

社史や社内イベントの様子を「紙」で記録している企業も多いかもしれません。ただ、時代の経過に伴って劣化・紛失してしまう恐れもあります。そのため、将来までデータとして残しておくという意味でも動画は効果的です。

例えば、社長の交代イベントや社内キックオフ、運動会などの社内行事を臨場感そのままに保存できます。また社員研修を動画化して社内システム上で公開すれば、社員のスキルアップにもつなげることができるでしょう。

動画制作の具体的な活用シーン

では、紙や静止画ではなく、なぜ「動画」が良いのでしょうか。
ここでは、動画だからこそ得られるメリットを5つご紹介します。

(1)短時間で多くの情報を伝えられること

1分間の動画で伝えられる情報量は、Webページ約3,600ページ分に匹敵するといわれています。実際、会社の雰囲気や商品の詳しいスペックなど、文章では長々と説明するしかない情報も動画なら瞬時に伝えられます。情報を短時間で効率良く伝えられることが、動画の最大の強みです。

※参考: 18 Marketing Statistics And What It Means For Video Marketing|VIDEO BREWERY

(2)内容を強く印象に残せること

広告会社 電通の調査では、動画広告はバナー広告(静止画のWeb広告)に比べて、約1.7倍印象に残りやすいという結果が出ました。確かに動画は、静止画と違って音楽やナレーション、アニメーションを使って視覚的な“演出”を施すことができます。だからこそ、商品・サービスを強く印象づけるのに、動画は有効なのです。

※参考:iPhone向け動画広告効果調査|株式会社電通(PDF)

(3)理解を助けやすいこと

活字離れが進む今、「文章を読むのは疲れる」という消費者も少なくありません。動画はわざわざ「読む」必要がなく、極端に言えば“受け身”で享受できるコンテンツです。加えて、CGやアニメーションなどの表現で、難しい内容も分かりやすく伝えられます。だからこそ、動画は商品やサービスの詳しい解説にも最適です。

弊社で手がけた動画のなかに、保険会社様の自動車保険商品紹介動画があります。もともとは紙のパンフレットだったものを、商談ツールとして動画にすることになりました。動画では車が颯爽と走る風景をバックで流しながら、“車に乗る楽しさ”を訴求。かつ、字幕やナレーションで分かりやすく自動車保険に入るメリットを説明しました。すると、商品の魅力がお客様に伝わりやすくなり、購入意欲も高められたのです。さらにパンフレットでは読み飛ばされていた保険の詳しい内容も、お客様に深く理解頂き売り上げに繋がったそうです。

(4)Webページへの滞在が長くなること

ホームページの訪問数が増えても、すぐ離脱されては意味がありません。申し込みや購入につなげるには、訪問者に興味を持ってもらい、サイトに長く滞在してもらうことが大切です。その点、訪問者が動画を見ている間は、その分だけサイトにとどまってくれます。結果として、申し込みや購入につなげるチャンスも増えるでしょう。

(5)SNSで拡散が期待できること

動画は、FacebookやInstagramなどSNSでシェアしてもらえる可能性もあります。共感を呼ぶコンテンツを制作できれば、SNS上でたくさんの人に拡散してもらうこともでき、いわゆる“バズらせる”こともできるでしょう。ひとつの動画で多くの人に見てもらえるため、コストパフォーマンスが非常に高くなるケースもあります。

★動画コンテンツの持つインパクトについては、こちらの記事でも紹介しています。

動画コンテンツの代表例・それぞれのメリットをご紹介!

さまざまなメリットを持つ動画コンテンツですが、具体的にはどんな種類があるのでしょうか。

ここでは、動画の種類とそれぞれのメリットを紹介します。弊社で手がけた動画の例もご覧いただければイメージが持ちやすくなりますので、ぜひ合わせてご覧ください。
★紹介している動画は、実際に制作を発注するときに「こんなイメージで作りたい」と伝えるのにも便利です!

その1:商品・サービス紹介動画(プロモーション動画)

商品・サービス紹介動画とは、ホームページ上や店頭で使用する、商品やサービスの魅力をアピールする動画です。具体的には、商品のスペックやメリット、使い方、実際に使用しているシーンなどを動画にします。説明の難しいサービスや無形商材も、CGやアニメーションなどで演出できるので、魅力を分かりやすく伝えられます。

<活用シーン>
・自社ホームページやECサイトに掲載する。
・動画サイトに広告として掲載する。
・営業が商談ツールとして活用する。
・店舗内で商品の横に設置する。……など

<メリット>
◆消費者に商品・サービスの疑似体験をしてもらい、購入後のイメージを持ってもらいやすくなります。
◆営業が商談で活用すれば、商品・サービスの魅力をより分かりやすく伝えられ、成約につなげられます。
◆店頭で使用すれば、見込み顧客の購買意欲をさらに高め、購入へつなげることができます。

【制作実績】株式会社DATAFLUCT/サービス紹介動画

【会社紹介動画】DATAFLUCT from CROSSTERIA LLC. on Vimeo.

★商品・サービスや会社の紹介動画については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

その2:会社・事業紹介動画(ブランディング動画)

会社や事業についての理解を促すために、ブランドに込めた想いや代表のメッセージ、社内の雰囲気などを紹介する動画のことです。売り上げを直接伸ばすというよりは、会社のこだわりについて消費者に広く知ってもらったり、取引先からの信頼を高めたりという、「認知度向上」や「ブランディング」の意味合いが強い動画だと言えます。

<活用シーン>
・自社ホームページやECサイトに掲載する。
・動画サイトに広告として掲載する。
・自社のSNSで記事として投稿する。
・店舗内で商品の横に設置する。……など

<メリット>
◆文章では説明が難しい事業もかみ砕いて紹介できるため、BtoB企業にとっても大きな効果を発揮します。
◆会社の想いやビジョンも、“物語風”や“アニメーション”などの印象的な演出で嫌みなく伝えられます。
◆普段公開していないような工場・社内を動画内で見学してもらうこともでき、会社への深い理解を促せます。

【制作実績】株式会社アイオイ・システム/事業紹介動画

【会社紹介動画】アイオイ・システム from CROSSTERIA LLC. on Vimeo.

その3:展示会用の動画

「展示会」は、BtoB企業にとって見込み顧客を獲得する大切な場です。そこでブースに多くの人を誘引するために、実は動画が適しています。なぜなら商品やサービスの特徴を音や動きでキャッチーに表現し、興味のある人たちを立ち止まらせる効果があるからです。ブースでの商談につなげるきっかけづくりとして、有効でしょう。

<活用シーン>
・展示会のブースに設置する。
・展示会での接客や商談に使用する。

<メリット>
◆参加者が多くブースが埋もれてしまいがちな会場でも、視覚的なインパクトで通行者の目を引けます。
◆営業が直接声をかけに行くよりも警戒心を持たれないため、スムーズに商品・サービスの理解を促せます。
◆ブースへ搬入できなかった大きな商品についても、動画なら無理なく紹介でき、商談につなげられます。

【制作実績】株式会社ハイテック・システムズ/展示会紹介動画

【事業紹介動画】 ハイテック・システムズ  from CROSSTERIA LLC. on Vimeo.

その4:インタビュー動画

自社の社長や社員、顧客にインタビューし、会社や商品・サービスの魅力を伝える動画です。具体的には、会社のビジョンや商品の開発秘話、ユーザーのリアルな声などを発信します。実在する社員や顧客が登場して話をするので、視聴者に信用してもらいやすく、「この商品・サービスは良さそう」という信頼感を醸成しやすいです。

<活用シーン>
・自社ホームページやECサイトに掲載する。
・店舗内で商品の横に設置する。……など

<メリット>
◆商品の愛用者からのリアルな言葉は、商品への信頼感を高めることができ、視聴者の購入意欲を高められます。
◆社長の言葉を臨場感あふれる演出で伝えることができ、会社の信用獲得やブランディングにもつなげられます。
◆自社の社員を登場させれば人件費もかからずコストパフォーマンスが高いです。

【制作実績】株式会社TRUNK /社員紹介動画

https://player.vimeo.com/video/254460232?title=0&byline=0

【インタビュー動画】TRUNK HOTEL from CROSSTERIA LLC. on Vimeo.

★インタビュー動画については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

その5:採用動画

採用動画とは、新卒・中途採用の応募者を集めるため、会社の魅力や仕事のやりがいを伝える動画のことです。具体的には、社員インタビューで職場の雰囲気や仕事の意義を伝えたり、社内風景を撮影してオフィス環境の充実度を紹介したりします。職場のリアルな様子を知ってもらうことで、応募者の志望度を上げることが可能です。

<活用シーン>
・自社の採用ホームページに掲載する。
・自社の採用説明会で放映する。

<メリット>
◆静止画とは違って音楽やナレーションで演出ができるため、応募者に会社の魅力をより印象づけられます。
◆応募者に職場のリアルな雰囲気を知ってもらえるため、入社後のミスマッチを軽減できる効果もあります。
◆競合企業が採用動画を導入していなかったときは、他社との差別化にもなり、応募数アップにつなげられます。

【制作実績】日本コンセプト株式会社/会社紹介動画

その6:研修動画(社内研修・e-ラーニングなど)

研修動画とは、社員研修やe-ラーニング(端末上で社員が自主的に学習できるシステム)向けに制作する動画のことです。具体的には、講師の講義風景を撮影し、それに字幕や図解をつけて動画にします。講師を起用しなくても、紙のマニュアルや教科書などの内容に音楽・ナレーションをつけて動画化することも可能です。

<活用シーン>
・新入社員の研修で放映する。
・社内システムで公開して、自主的な学習を促す。
・e-ラーニング用のコンテンツとして使用する。

<メリット>
◆一度制作すれば何度でも使えるため、研修のたびに講師の人件費や会場の使用料を払う必要がなくなります。
◆音楽やナレーション、グラフィックスなどで印象的な演出を施せるので、受講者の習熟度も高められます。
◆動画に外国語の字幕をつけることで、海外拠点の社員にもスムーズに同じ研修を受けてもらえます。

その7:社内イベント用動画

社内イベント用動画とは、周年祭やキックオフイベント、株主総会などの社内イベントで使用する動画のことです。例えば、社内イベントのオープニングに動画を使用し、社員のモチベーションを高めることができます。また、株主総会ではところどころに映像を織り交ぜることで、メリハリのついた会にすることができるでしょう。

<活用シーン>
・社内イベントのオープニングとして放映する。
・株主総会で放映する。

<メリット>
◆音楽やナレーションを工夫すれば、社内イベントの開始早々に会場を一気に盛り上げることができます。
◆業績発表や方針発表など、平坦になりがちな内容に動画を挿入することで、参加者が退屈しなくなります。
◆会社のビジョンや理念といった難しい内容でも、音楽やナレーションで印象的に伝えることができます。

その8:記録映像(社史・社長交代など)

記録映像とは、会社の歴史や社長交代イベントなどを映像として記録し、保管しておく動画のことです。紙ではなく「映像データ」にしておくことで、コンパクトに管理でき、社員へも共有しやすくなります。最近では特に社史を動画化する企業が増えており、ホームページでブランディング用の動画として公開することも多いです。

<活用シーン>
・自社ホームページに掲載する。
・周年祭やその他の社内イベントで放映する。

<メリット>
◆紙であれば数百ページにわたる分厚い社史も、動画にすればDVD・BD1枚で済み、管理に場所を取りません。
◆社内システムやホームページで閲覧できるようにしておくことで、社員のモチベーションも高められます。
◆印象的な演出を施すことで、これまで会社を知らなかった人たちにも興味を持ってもらいやすくなります。

【制作実績】東急不動産ホールディングス株式会社/社史紹介動画

その9:インフォマーシャル

インフォマーシャルとは、Information(情報)+Commercial(商業用の)を組み合わせた言葉で、通販用のCMのことです。テレビで放映されるのは一般的なCMと同じですが、インフォマーシャルは長ければ30分近いものもあります。具体的には、商品の販売実績や愛用者のメッセージなどを通じて、商品の魅力を発信します。

<活用シーン>
・テレビで定期的に放映する。
・自社のECサイトに掲載する。

<メリット>
◆放映後に電話やFAXですぐに反響を得られることが多く、商品の売上に直結しやすい動画コンテンツです。
◆テレビという公共メディアを使って放送するため、顧客から商品・サービスへの信用を得やすいです。
◆CMは一般的に15秒・30秒ですが、インフォマーシャルは1分以上が多く、商品をより深く紹介できます。

動画制作は、誰に依頼すればよい?

では、いざ動画を作りたいと思ったとき、誰に発注すればいいのでしょうか。ここでは、大きく2パターンの発注先を紹介します。それぞれに特徴やメリットがあるので、予算や目的に合わせて発注先を選ぶことが大切です。

パターン1:動画制作会社

動画制作会社とは、映像・動画の制作を専門に手がける会社のことです。社内にプランナーやカメラマンなどのクリエーターが在籍する会社と、案件ごとに外部のクリエーターと提携してチームを組む会社があります。

動画制作会社を選ぶ最大のメリットは、会社としての実績とノウハウが蓄積されている分、安心して依頼できることでしょう。対応してくれる領域が広い分、依頼する側の負担が最小限で済むのも、動画制作会社の魅力だと言えます。

パターン2:フリーランス

フリーランスとは、個人事業主として映像制作を手がける人たちのことです。人によって専門領域が異なるので、企画、撮影、監督、音響、編集など、工程ごとにクリエーターを見つけて依頼していく形になります。

依頼の流れとしては、従来通りHPに直接問い合わせするほか、今ならクラウドソーシング(ネットで発注者と受注者を結ぶサービス)で募集をかけたりという方法も多いですね。人によって実績や単価、映像の世界観が違うため一概には言えませんが、フリーランスとして活躍する人のなかには、著名なクリエーターもいます。そうした相手に依頼することで、イメージ通りの動画を制作することも可能です。その逆に発注側がディレクションを行う必要もある場合もあります。

ただ、動画制作会社によっては、目的に合わせて優秀なフリーランスのクリエーターを集めてくれる会社もあります。そのような制作会社に依頼すれば、フリーランスに依頼するのと同じメリットを得ることも可能といえるでしょう。

動画制作を依頼する前に準備すべきことは?

動画制作を依頼する前に、企業として準備しておくべきことはあるのでしょうか。
ここでは、事前に考えておくとより発注がスムーズになる内容を2点ご紹介します。

(1)動画の用途・目的をハッキリさせておく

動画を制作するときに大切なのは、目的に合った内容のコンテンツを作ることです。例えば、

・「商品のターゲットとなる20代の女性に、商品の魅力を伝えるプロモーション動画を作りたい」
・「展示会でブースへの誘因につなげるために、事業を分かりやすく伝える動画を作りたい」

といった内容です。これがハッキリしていると、映像のトーンや音楽の有無、撮影に使用すべきロケーションもおのずと決まってくるでしょう。逆に「何となく美しい映像を撮りたい」「バズる動画を作りたい」という曖昧な状態だと、せっかく動画を作っても目的を果たせないまま終わる可能性があります。発注するときは、まずぼんやりとでもいいので、「こんな用途で動画を使いたい」という旨を伝えることが、良い動画を作る第一歩です。

(2)伝えたいメッセージを決めておく

動画の目的と並行して決めておきたいのが、動画で伝える「メッセージ」です。例えば、

・「会社の強みである『納品までのスピード』や『アフターフォローの手厚さ』を訴求したい」
・「職人が商品に込めた『想い』や『こだわり』を伝えたい」

といった内容です。というのも、動画であれもこれもと情報を詰め込むと、本当に伝えたい内容が伝わりません。最悪の場合、視聴者に理解してもらえず、すぐ視聴をやめられてしまう可能性もあります。だからこそ、まずは会社の強み・ビジョンなどをもとに、動画で発信したいメッセージを整理しておきましょう。そうすれば、発注先のクリエーターも、メッセージをより際立たせられるような映像表現で、動画を仕上げてくれるはずです。

失敗しない発注先の選び方“5選”とは?

最後は、動画制作の発注先を決めるときに、注目してほしいポイントを紹介します。
インターネットで動画制作会社やフリーランスを探す際に、ぜひ参考にしてみてください。

弊社としておすすめしたいのは、動画制作会社であれフリーランスであれ、親身に寄り添ってくれる相手を選ぶことです。例えば、現場の社員を巻き込みながら、動画で伝えるべきメッセージから一緒に考えてくれる人。例えば、「予算がこれだけならこれくらいの動画しか作れません」と突き放すのではなく、予算内で最大限に効果が出る企画・演出をしてくれる人。そのように“パートナー”として伴走してくれる会社・クリエイターに発注いただければ、きっと満足のいく動画を制作してもらえるはずです。弊社でも、特にこの「親身に相談に乗り、お客様にとって最適な動画を作る」という点をいつも大切にして動画制作を行っています。

その1:実績

過去の制作実績が、クオリティーの担保になることがあります。動画の仕上がりを事前に想定する意味でも、制作実績に着目してみましょう。動画制作会社もフリーランスも、ホームページ上に過去の制作実績を掲載していることが多いので、ぜひそれに一度目を通してみてください。例えば、音楽の使い方やストーリー展開、アニメーションの作り込みなどに、クオリティーへのこだわりが垣間見えてきます。一部ホームページで公開できない動画があるケースもあるので、問い合わせてメールで送ってもらうのもいいかもしれません。

また、「展示会動画を作りたい」というときは、その会社・クリエーターが過去に展示会動画を制作しているかどうかも確かめるとよいでしょう。実績があるということは、その分だけ制作にも慣れている証しになります。相手を信頼して発注するためにも、まずは制作実績に注目してみることをおすすめします。

その2:コストパフォーマンス

動画制作にかかる「予算」は、気になる部分だと思います。ただ、コストを抑えることを優先するあまり、「安さ」だけを基準に発注先を決めるのはおすすめできません。あくまでも、クオリティーと価格の両立を目指すべきです。動画制作の予算は「演出費」「撮影費」「出演費」「編集費」「ロケーション費」「ナレーション費」「音楽費」など制作にかかる工数、人数で決まります。価格が極端に安い場合、制作スタッフが不足していたり、機材が充実していなかったりする可能性も考えられるからです。ご予算があらかじめ決まっている場合は、予算内でどんなことができるか相談できる発注先を選ぶとよいでしょう。

その3:対応領域・撮影できるエリア

動画制作会社やクリエーターによって、対応できる動画の範囲が違います。例えば、「フラットなアニメーション」に強い会社もあれば、「CG」を得意とするクリエーターもいます。また、「プロモーション動画には強いが、採用動画は不得意」というケースもあるでしょう。発注したい動画のジャンルに対応できるか、まずはチェックすることが大切です。

また、動画の企画次第では、海外での撮影が必要なこともあります。その際、海外のクリエーターと提携している動画制作会社であれば、わざわざ海外へ赴かなくても現地での撮影が可能です。この場合、移動にかかる費用を丸ごとカットできるので、コストも抑えられます。こうした撮影領域の広さにも、注目すべきでしょう。

その4:スケジュール

「展示会までに動画を仕上げたい」「採用ホームページがオープンするまでに動画を準備したい」など、個々にスケジュールがあると思います。そのため、納品スケジュールに柔軟に対応してもらえるかどうかも、意識したいところです。例えば、提携できるクリエーターが豊富だったり、自社に機材がそろっていたりする動画制作会社だと、スピーディーに対応してもらえることがあります。納品までの日程も、一度相談してみるとよいでしょう。

その5:フォローの手厚さ

先にお伝えしたとおり、ここがいちばん大事なポイントです。親身に相談に乗ってくれるか、多方面から企画の可能性を考えてくれるか、会社のメッセージを理解したうえで魅力的な演出を考えてくれるか……。そのようなフォローの手厚さが感じられる相手なら、きっと信頼して発注できるはずです。

また、「動画を納品して終わり」というよりも、その後もしっかりフォローしてくれる動画制作会社・クリエーターの方が信頼できます。というのも、動画コンテンツは完成してからがスタートだからです。動画を掲載したあとの反響や成約数の変化などについて振り返り、改善を進めることでより動画の効果を高められます。だからこそ、窓口の担当者が親身に相談に乗ってくれるかどうか、アフターフォローを行ってくれるかどうかも、大事にしたいところです。

参考記事:https://www.crossteria.com/news/2019/07/04/%e5%8b%95%e7%94%bb%e5%88%b6%e4%bd%9c%e3%81%ae%e7%8f%be%e5%a0%b4%e2%91%a0/

動画制作はクロステリア にお任せ!

動画制作で大切なのは、目的に合わせて最適な手法と発注先を選ぶことです。とはいえ、動画制作が初めてという担当者の方は、分からないことが多く戸惑うかもしれません。だからこそ、まずは一度ざっくりとした動画制作の目的やイメージから、動画制作会社に相談してみることをおすすめします。プロの専門的なアドバイスを受ければ、きっと動画コンテンツの企画もクリアになり、最適な手法を選ぶことができるでしょう。

弊社クロステリアの特徴は3つ。

  • 1)クロステリア は豊富な映像制作の実績を持つ映像メンバー約100名と連携。お客様の目的に合わせあらゆるタイプの動画制作が可能。
  • 2)専任のプロデューサーが各プロジェクトにつき進行を管理。予算納期を守ってスムーズにお届けしています。
  • 3)海外向け多言語動画の実績も多数あります。

まずは動画の用途や伝えたいメッセージの内容を決めるところから親身に相談に乗り、予算内でベストな企画・演出を考えさせていただきます。

制作実績 

制作実績一覧ページ https://www.crossteria.com/work/

動画の用途や伝えたいメッセージの内容、予算内でベストな企画・演出を考えさせていただきます。

お気軽にお問い合わせください。

【1分動画】動画・映像制作 クロステリア紹介


参考: